空き缶収集のおじさん その後

年末から姿を見なかった空き缶収集のおじさん。

ひと月ちょっとぶりに見かけて嬉しくて声をかけそうになった!

しかしよく考えると、微妙な気もする。

姿を見なくなって、最近はなにかもっと楽な仕事を見つけたのではと思うようにしていた。

元気だと確認できたのは嬉しいが、寒い中で空き缶収集は大変だろう。

体を壊すとできない仕事だ。

膝ポキポキ人間 その後

一歩踏み出す度に膝がポキポキ鳴っていたので、整形に行ったが、昔からスキーで転倒し、折れた半月板を切除したあたりはたしかにすり減っているが、それ以外は特になにもないといわれ、ただ今後を考えると足の前面、背面の筋肉のストレッチはいいと言われてがんばってやっていたが、まったくポキポキは治らず。

仕事が忙しくなってトイレにすらほとんどいかない日が続き、ストレッチもしていなかったところ、急に鳴らなくなった。

不思議だが、ストレッチはやはりこれからのためにやったほうがいいのだろうな。

母の命日13年

13年前の今日、母が亡くなった。

なくなる8カ月ほど前、膵臓癌のステージⅣ-aといわれた母は、最初は手術も抗がん剤もしないと父と決めていた。

しかしおぼんざめも含めた周囲の気持ちを察して、手術を決断した。

そして手術から5カ月後、息を引き取った。

 

ステージⅣ-aはおそらく誤診だった。

手術してみると、周囲への浸潤や他への転移もなかった。

手術の際の縫合不全で、消化器官である膵臓の切り口から、消化液がじわじわと滲み出て、周囲の血管、筋肉を溶かした。

強い酸性の消化液が筋肉や血管を溶かすので、腹腔内にそれらを排出する管を挿管し、術後5カ月間、亡くなるまで、体外に排出し続けた。

筋肉や血管を溶かす痛みは痛み止めが効きにくく、あわせて出る熱との苦痛で、意識が混濁したり、子供のように混乱し、ロッカーの中の暗闇や、ティッシュの箱の動物の顔を怖がった。

それでも、意識が混濁していてもしていなくても、いつも家族のことを思いやった。

なんて強くて優しい母だったのだろう。

 

愛猫についてのメモ

亡くなる1年半ほど前にメモしたものか見つかった。

 

⚫︎⚫︎は

なんと

美しく

可愛く

優しく

厳しく

穏やかで

甘えたで

怖がりで

ツンとして

カフカ

温かく

いい香りで

クリクリお目目で

フワフワの肉球

愛おしいのだろう

 

なんだ?これ?

だいぶんとち狂っているが、本当にそうだったとしみじみ思う。

空き缶収集のおじさん

毎週資源ごみの日に、空き缶回収をする人たちをたくさん見かける。

その中でも隣のブロックのマンション2つの管理人さんたちと仲良くしている空き缶収集のおじさんがいた。

近所のおじさんとも仲良くて、近所のおじさんが自転車でやってきて「コーヒー飲む?砂糖ちょっとでミルク抜きやったな。」とかなんとか言うと、空き缶収集のおじさんが「悪いからええよ」といい、近所の自転車おじさんは「悪いなんてことあるかいな。こんなんするの、あんたにだけやし。」といって、近所のコンビニにコーヒーを買いに行ったりしていた。

その空き缶収集のおじさんが年末から資源ごみの日に来ないようになった。

いないなぁと思っていたら、先々週の資源ごみの日に、マンション2軒の管理人さん2人と近所の自転車おじさんがやはり気にかけて心配していた。

あたたかい気持ちに触れて嬉しいような、でも空き缶収集のおじさんが心配で、複雑な気持ち。

ちっちゃなどんくさい虫

猫がいなくなってから、しばらくうちでちっちゃな虫を見かけた。

とってもどんくさくて、亡き猫そっくりだったので、殺すのが忍びなく、しばらく家に置いておいたが、あんまりどんくさくて、何度も同じところをぐるぐる回り、これでは食べ物にもありつけないのでなと、外に逃した。

それから虫は出てこなくなった。

やはり生まれ変わりだったのかもしれない。

鳥に喰われたりしていないといいのだけど。