諦めない男(生命の危険に晒される)

ここに諦めない男がいた。

野良猫との死闘で手を咬みちぎられそうになっても野良猫のびっこの足を動物病院で診てもらうという使命を持ち、その手を離さなかった。

その咬まれた手が腫れ上がった。

熱が38度でた。

夜に救急外来に行った(たらい回しされたが)。

破傷風になると生命の危険があるからと、予防接種を受けたが、もう感染していたら間に合わないのでは?

しかもひと月後、半年後と3回接種する必要があるとのこと。

その頃には破傷風で命を落としているか、感染していなかったことがわかり、もう2,3回目の接種のことを忘れているかのどちらかだろう。