猫のドア開け防止

半年前にきた姉妹猫がドアを開けて困っていた。

まずはリビングと廊下の間のドア。ドアレバーに飛び乗り、体重をかけてレバーを押し下げ、飛び乗った勢いでドアを押すまたは引くのでドアが開く。仕方ないので物を置くが、力が強く、物を退けて開けてしまう。さらに物を追加してバリケードを築き、もちろん人もリビングと廊下には出入りできなくなった。

あと残るはLDKのキッチンと洗面所の間の引き戸。ここはしばらく大丈夫だったが、それも爪を隙間に差し込み、開けるようになった。ここにも前に重いものを置いたり、ドアの隙間に爪を入れないように網を置いたりしたが、人間も出入りする必要があるので、背の高いものや動かすのに大変なものは置けないため、結局猫sも動かせてしまい、開けられる。洗面所側からのみ鍵をかけられるのだが、キッチン側のリビングに別の人間がいた場合、洗面所側(つまり玄関やトイレもある側)にくることができない。

仕方ないので、両面から開閉できる鍵(両面サムターン)の購入と、建具屋さんへの工事を頼もうかと考え、それならリビングと廊下のほうも両面鍵はできないか調べるが、なかなか引き戸でないドアに両面鍵は見当たらない。それにいちいち鍵を開け閉めするのも手間だし、ドアノブ、ドアレバーの形状をかえるのはどうかと思い、プッシュプル式なら体重をかけられないので、猫sは開けられないのではと思い、ほぼそうすることに心を決める。

それでも諦めきれず建具屋さんを調べる合間に調べ続けると、なんと、ドアレバーの向きを、横向きから縦向きに変えると猫が体重をかけられないから自分でできるという記事を見つける!やってみたらプラスドライバー1本で、ネジ1本外すだけで簡単にできた!!猫sも飛び乗ってみるものの、開けられず、なんともおかしいなぁという表情で、ついに諦める!!!工事不要、無料でこんなに簡単にできるなんて!

おかげでバリケードを築いていた開かずの扉のリビングー廊下のドアもバリケード撤去し、すっきり!猫sも行動範囲が広くなり大喜びで昨夜は駆け回っていた。人間もストレスがなくなった。ここ半年で一番達成感のあったできごとだったかもしれない。