避難と思いやり

数年前、長雨のうえに台風が接近してきたとき、山に近い家に住んでいた父があまりにも心配なので、1日だけビジネスホテルに避難してもらった。

一緒に夕方ごはんを食べに出た時に申し出たのに、すぐに理解して、それも面白いといって素直に着の身着のままでホテルに投宿してくれて、どれほど安心したかわからない。

豪雨や台風になると、父のことを心配していた気持ちとともに、こちらの心配をすぐに理解してくれた父の優しさを思い出す。