13年前に亡くなった母の誕生日。
仕事でワナワナしたりもしたが、気持ちを穏やかに切り替えて、今日もお花を買って帰る。
(亡き猫のためにという理由で、昨年8月から花は欠かしていないのだが、あれこれ理由をつけては花を買おうと画策している。)
水仙やハーブのミニブーケに、淡い黄色とオレンジのグラデーションのチューリップで春らしく。
(春ではないが。)
学生時代、山に登っていた。
キャラバンスタンダードという軽登山靴であちこち行った。
キャラバンスタンダードはとても良かった。
まず安価であること。
1980-1990年代に5千円程度だった。
男子班が買わされていた革靴は2万円ほどだったので、大変ありがたかった。
次に軽いこと。
つるっとしたナイロン製で、足首まであって暖かい&軽いホールド感はあるものの、最近のもののようにがっちりと足首をホールドしすぎて、大きな段差を上がるのに足首が曲がらないということがなく、軽い。
靴底はしっかりしていて安定感はあるが、最近の登山靴のように、足全体を綿布団で巻かれたようなきつい感じがない。
ここまででも十分に素晴らしいのだが、さらに靴底が素晴らしい。
最近のように反り返っておらず、フラットなのである。反り返っていると安定感が損なわれる。
またフラットといっても、溝は深く掘り込んであり、一番気に入っていたのは、土踏まずのところにギザギザの金具がついていたこと。
岩の上を踏みながらくだるときに、足を滑らせることがあるが、その金具がしっりと岩をホールドしてくれて、なかなか滑らない。
こんな素晴らしい靴がどうして廃番になってしまったのか。
ぜひとも復刻してほしいものである。
年に2回ほど、排水管洗浄がくる。
そのほかに消防設備点検もくる。
排水管洗浄のときは水まわりを必死こいて片付ける。
今回はすこし時間に余裕があったので、台所をいつもより片付けたところ、ご飯をちゃんと作る気持ちになって、3連休は珍しく3晩、食事を作った。
排水管洗浄ありがとう!
またきてね。
さぁ、次の消防設備点検はいつだろう?
それまでにまた別の場所を片付けねば!
7-8年前、風に舞う落ち葉を追いかける可愛い子猫を見つけた。
宅配のお兄さんが近くで見守っていて、数百メートル離れたところからやってきたし(ずーっと車で移動しながら見守ってきたらしい!)、親もいなさそうだし、人も怖がらないから迷い子だろうと言って、おぼんざめに子猫を渡して「託します」と言われてしまった。
近くの家に声をかけて、もらってくれないかと言ったが、ことごとく断られたので、家に連れ帰った。
愛猫がいたので、別の部屋に隔離。
病気などがあると困るから。
ところがその可愛い子猫が実は悪魔のような猫だった!
まずは閉じ込めた部屋でティッシュを箱からすべてボロボロの状態で取り出す。
カーテンや吊るしてある洋服をかけのぼり、ビリビリに。
部屋から出たいようで、ドアの横の壁紙はすっかり剥がれた。
そのうち知恵がつき、ドアノブに前足をかけ、下ろすと同時に体重かけてドアを開けることを覚えた。
気配を感じてうしろを向くと、しれーっと前からいたかのようにくつろいでいる。
あるいは、愛猫の大切なかつおぶしをむしゃむしゃ食っておる。
どれだけ対応強化しても出てくる。
仕方ないのでリビングにこさせることにした。
愛猫はずっと一人っ子で深窓の令嬢として育てられてきたので、そんな傍若無人な輩に慣れておらず、とにかくビクビクして、関わり合いにならないようにちぢこまっている。
輩子猫は、どこでもくつろぎ、やりたい放題。
愛猫のかつおぶしだけでなく、大人用のごはんも食べる。
トイレも別に用意したのに、愛猫のトイレで用を足す。
そのうち愛猫にまとわりつくようになった。
姉ちゃん!遊んで!とばかりにからみつく。
愛猫は怖くて仕方ない。
最初は逃げ回っていたが、あまりにもしつこく絡まれ、ときどき反撃にでるようになった。
耳をぺたんと寝かせて威嚇する!
だが暴れ子猫は遊んでくれてると思い、かまわずまとわりつく…。
こんな攻防が数ヶ月続き、愛猫がストレスでハゲるんじゃないかと思い始めた頃に、子猫の写真をカフェでみたという人がもらってくれることになった。
さすがに別れる時は寂しかったが、愛猫はかなりすっきりしたようで、それはよかったなと思った。
貰い先でも一度逃亡したらしいが、可愛がってもらっていたようだ。
そのうち貰い主のメールが不通になり、引っ越したようで連絡つかなくなった。
暴れ黒子猫はどうしているのか、なつかしく思う。
その頃の写真をみていて、どちらもいないが、その頃のドタバタをおかしく思い出す。
暴れ黒猫、楽しい日々をありがとう!
お前の傍若無人な振る舞いは、稀に見るものだったよ。
昨年末、ちっちゃな板を組み立てたクリスマスツリーと、木彫りのサンタクロースを飾った。
ほとんど通らない場所で、たまに猫が元気な頃に登っていた棚の上。
年越してからもそのまま忘れていた。
昨日、久々に近くを通ると、クリスマスツリーとサンタクロースが落ちていた。
誰も近くを通っていないのに、棚の真ん中に置いていたものが落ちていた。
やはり猫が、ここにいるよ、って言っているみたい。