スコットランドの食べ物の思い出

いまCOP26が開催されているスコットランドグラスゴー

2000年に行った。

レンタカーで細い一本道を1日何百キロも走ったので、日記がちゃんと書けなかったのが悔やまれるばかり。

それでも食べ物は断片的に書いていた。

スコットランドといえばハギスが有名だが、これは美味しいとは言えなかった。

美味しかったのは朝のポリッジ。アメリカのオートミールと同じだと思うが、洋風おかゆみたいな優しい味で、しかも麦の食感がぷりっと残っていてとても美味しかった。おかゆだけだとなんだか病気で食べられないときに食べるもので、カロリーも食べ応えもなく、寂しい気持ちになるが、ポリッジはミルクで煮ているからか、リッチな感じで、しかも起き抜けの体にも優しかった。

そして「カレン・スキンク」という燻製タラやタマネギ、じゃがいもとミルクを煮たスープ。コクがあって、やはり優しい味で美味しかった。クラムチャウダーの燻製タラ版か。

あと日記に書いてあった謎の食べ物「デビルド・キドニー」。悪魔の腎臓???日記には「ウマイ!」としか書いておらず。ホテルの朝食で食べたようなので、バイキングのところから持ってくる形式だと思うが、どんなものだ??キドニーパイはイギリスのものみたいなので、それの中身とか、似たものだろうか。ぜひまた行って食べてみたい。

名物といえばそんなところなのか。

ちょくちょく出てくるのがサーモン。サーモンはそんなに好きでないはずだが、美味しかったのか、魚がサーモンしかないのか、割とちょくちゃくでてくる。しかも「サーモンにポテトスコーン乗せ」「サーモン乗せたスコーン」というのが出てきたので、割とポピュラーなのか?ポテトスコーンってなんぞや?単にスコーンと書いてあるのは、小麦粉のスコーンなのか??

たまにエビやアンコウ、カレイ、ホタテ、カニもでてくる。

肉はアンガス牛、ラムと、ハトやウサギ。ウサギはソテーしてあったのか、「ウサギとマッシュポテトとクレープ」と書いてある。うまそー!ハトは温サラダだったようだ。

そういえばスコットランドの田舎にいくと、ときどきウサギを見た。

昔、C.W.ニコルさんの本に、初めてウサギを猟銃で撃って、その撃たれたウサギを見て初めて命を奪った現実に呆然とし、打ちひしがれたと書いてあったのを思い出す。ただスコットランドではウサギは畑に穴をあける害獣ということも書いてあった。よく食べられるのかもしれない。

スコットランドにスープは必ずあってありがたいと書いてある。

「サトウニンジンのスープ」「レンズ豆と野菜のスープ」「レンズ豆とニンジンのスープ」「トマトスープ」「野菜スープ」「タイ風スープ」「ガスパチョ」「パンプキンスープ」「オニオンスープ」。スープは外れがあまりない食べ物だと思う。しかも、カレン・スキンクが美味しかったので、ぜひまた行って、デビルズ・キドニーと一緒に食べたいものだ。