イノシシ

日本各地でイノシシ出没や被害のニュースが報じられるが、おぼんざめの実家のあたりは昔からよくイノシシがきていた。

山に食べ物がないときは、少し山を下ってくるのか、溝に落ちてるドングリを食べたり、庭の百合の根を掘り起こして食べたりしていた。

造成した斜面に生えていた葛の根を掘って食べたりもしていた。

たまたま角を曲がってきたイノシシと遭遇したときは、「猪突猛進」とは思えない華麗なステップを踏んで逃げていった。

そして当然襲われることはなかったし、近所で襲われたと聞いたこともなかった。

これまでは、手負いのイノシシが自衛のために人を襲うのだと思っていた。

なのに近ごろはなにもしていない人にいきなり襲いかかる。

なぜイノシシは自ら人を襲うようになったのか。