仲間

前にも書いたが、学生時代、ワンダーフォーゲル部だった。

人数が少なく、仲のいいクラブだった。

部室に行くのが楽しみで、うだうだとつまらない話をして笑ったり、OB・OGにいじめられる監督・コーチ会の愚痴を言ったり、次に登る山の話、家の話、なんでもした。

下界ではチャラチャラしてる奴が、山に行くとなぜが真面目になったり、またその逆もあったり、とにかくしんどくても楽しかった。

 

卒業して、会社でも友達ができたりして、一時期クラブのことから離れていた。

数年前にクラブの同級生が亡くなったことで、またよく集まるようになり、OB・OG会や現役にも関わるようになった。

そんな関係で、最近も近い代の仲間たちとしょっちゅうLINEで話をし、顔を合わせ、夜中にLINE電話で話し合う。

格好をつけることもなく、口に出す言葉を選ぶこともなく、お互いを気遣うことは忘れずに話し合える。

こんな仲間は宝物だと歳を重ねて初めて知る。